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桁行
「桁行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
桁行の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
築であった。石積の高さ六間五尺、但し堀底からは十間五寸、その初重は七尺間で、南北
桁行は十七間余、東西梁行は十五間三尺、さて土台の下端から五重の棟の上端までを計る....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
に来とるに違いないのです。それじゃケニ先生の演説が聞きともないバッカリに、そげな
桁行れの註文を出しよったのです。……それが先生にはわかりませんか……」 と眼の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ことは一層静かで、これも豊太閤の豪邁《ごうまい》なる規模をそのまま残すところの、
桁行《けたゆき》十七間、梁行《はりゆき》十四間半の大本堂の屋の棟が、三寸低く沈む....
「弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
へ入って行った。鬱々と繁っている庭木の奥に、いかめしい書院造りの館が立っていた。
桁行二十間、梁間十五間、切妻造り、柿葺の、格に嵌まった堂々たる館で、まさしく貴族....
「小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
附くるに、梁間《はりま》(家の幅なり)の方、三尺|毎《ごと》にいろはの印を付け、
桁行《けたゆき》(家の長さ)の方、三尺毎に一二三を記し、いの三番、ろの八番などい....