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桁違い
「桁違い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
桁違いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「焦点を合せる」より 著者:夢野久作
チップの千円問題は僕に云っちゃいけないって? ハハハ馬鹿にしてやがら。僕の俸給と
桁違いだもんだからソンナ事を云うんだ。行き届いた男だが、しかし中華人一流の要らざ....
「災難雑考」より 著者:寺田寅彦
確率と、あるつり橋にたとえば五十人乗ったためにそれがその場で落ちるという確率とは
桁違いのように思われるかもしれないが、必ずしもそう簡単には言われないのである。 ....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
及びもつかぬ事だったので、私は胸がムシャクシャした。私の負けじぎらいも物質的には
桁違いでどうにもならなかった。 私は学校で彼を見ても素知らぬ顔をしだした。 ....
「純情狸」より 著者:佐藤垢石
である。 話はそれだけであるが、水沢観音付近の産である仙公狸は、四足動物として
桁違いの欲望を起こした上に、狸に通有の洒脱味から脱線して、あまり純情であったがた....