桐野[語句情報] » 桐野

「桐野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桐野の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
呼んで、さき頃のハレー彗星のような騒ぎであった。しまいには錦絵まで出来て、西郷|桐野篠原らが雲の中に現われている図などが多かった。 また、その頃に西郷鍋という....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
長 篠原 国幹 第二大隊長 村田 新八 第三大隊長 永山弥市郎 第四大隊長桐野 利秋 第五大隊長 池上 四郎 第六大隊長 別府 晋介 大隊長は凡て、....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
は、長州以外の二藩の兵は非常に不快の念を抱いた。ことに徴兵主義に最も不満なものは桐野利秋であったという。西の勝利者、ないし征服者の不平不満は、朝鮮問題を待つまで....
十二支考」より 著者:南方熊楠
その像を刻まるるもまずはこの格で、ことごとく格別の忠勤を尽したでもなく、若い時、桐野利秋《きりのとしあき》に囲われた妾とか、乃木将軍にツリ銭を貰《もろ》うた草鞋....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
当時、人を斬るといえば必ず斬った者が三人はある。武州の近藤勇、薩摩の中村半次郎(桐野利秋)――それと肥後の川上彦斎。 十二 根岸の御行《おぎ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に於て、西郷は芸術家たるべくして、負傷と体質から、その主流には外《はず》れたが、桐野は異彩ある芸術家の一人である。幕府に於て、近藤勇以下はまたその芸術家である。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
去らずで、中村半次郎という男だということをあとで聞きました」 中村半次郎は後の桐野利秋《きりのとしあき》であります。この男が周囲にあるがゆえに、西郷の身辺に近....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
石六斗の合計になり、かなりの収入となったのである。なお丹波にはこの今林庄のほかに桐野河内という所から莚の年貢があり、土著の代官として、明応四年に片山五郎左衛門、....
思い出草」より 著者:岡本綺堂
星と呼んで、先頃のハレー彗星のような騒ぎであった。終局には錦絵まで出来て、西郷・桐野・篠原らが雲の中に現れている図などが多かった。 また、その頃に西郷鍋という....
西航日録」より 著者:井上円了
スコに譲らず。ただその地、山に踞し海に臨み、極めて狭隘なるを遺憾とす。午前上陸、桐野領事および『華字日報』主筆潘飛声に面会す。ともに余が旧知なり。なかんずく潘氏....