桐野利秋[語句情報] » 桐野利秋

「桐野利秋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桐野利秋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
四郎 第六大隊長 別府 晋介 大隊長は凡て、名にし負う猛将ぞろいである。殊に桐野利秋は中村半次郎と称して維新当時にも活躍した男である。各大隊は兵数ほぼ二千名....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
は、長州以外の二藩の兵は非常に不快の念を抱いた。ことに徴兵主義に最も不満なものは桐野利秋であったという。西の勝利者、ないし征服者の不平不満は、朝鮮問題を待つまで....
十二支考」より 著者:南方熊楠
その像を刻まるるもまずはこの格で、ことごとく格別の忠勤を尽したでもなく、若い時、桐野利秋《きりのとしあき》に囲われた妾とか、乃木将軍にツリ銭を貰《もろ》うた草鞋....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
当時、人を斬るといえば必ず斬った者が三人はある。武州の近藤勇、薩摩の中村半次郎(桐野利秋)――それと肥後の川上彦斎。 十二 根岸の御行《おぎ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
去らずで、中村半次郎という男だということをあとで聞きました」 中村半次郎は後の桐野利秋《きりのとしあき》であります。この男が周囲にあるがゆえに、西郷の身辺に近....