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「梧葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

梧葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
やもり物語」より 著者:寺田寅彦
げに見えたが、それでもいつも同じような柔和な顔つきで、この男のみは裏木戸に落つる梧葉の秋も知らぬようであった。 やもりはもう見えぬようになった。冬が容捨もなく....
駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
を知らぬ者はないほどの女である。けれども冷めたい西風は幾重の墻壁を越して、階前の梧葉にも凋落の秋を告げる。貞子の豪奢な生活にも浮世の黒い影は付き纏うて人知れず泣....