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梯子乗り
「梯子乗り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
梯子乗りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
もあった。馬車に揺られながら鶏の鳴き声を聞いて行って松井田まで出たころに消防夫|
梯子乗りの試演にあった時は子供の夢を驚かした。上州を過ぎ、烏川をも渡った。四月の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
てみても、露店や見世物の賑やかなところを見ると目うつりがして、やがて以前、自分が
梯子乗りをしていたところへ来て見ると、そこに店を張っているものがあります。 そ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
番にとりかかろうとする米友の姿を、固唾《かたず》を呑んで見上げました。 米友の
梯子乗りの芸当は、大道芸としては珍らしいものであります。通りかかるものは立ちどま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ります。たとえば、国を出て東海道を東下《あすまくだ》りの道中、また浅草の広小路で
梯子乗りの芸当をやっている時も、えらい騒ぎを持上げたことがある。甲州道中、駒井能....
「日記」より 著者:宮本百合子
、三越へ行って見る。格別面白いこともない。銀座のあのかたい、ペーブメントの上で、
梯子乗りをして居るのを見ると、頭の後の方がいたくなって来た。 一月七日 朝起き....