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棒振り
「棒振り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
棒振りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源おじ」より 著者:国木田独歩
と問えばアクセントなき言葉にてうましと答うその声は地の底にて響くがごとし。戯れに
棒振りあげて彼の頭上に翳《かざ》せば、笑うごとき面持《おももち》してゆるやかに歩....
「「紋」」より 著者:黒島伝治
、道と田との間の溝に後足を踏み込みそうになった。溝の水は澱んで腐り、泥の中からは
棒振りが尾を出していた。 「そら、落ち込むがな。」ばあさんは猫を抱き上げた。汚れ....
「期待と切望」より 著者:宮本百合子
力していると同じ努力が要求されている。今日文化の全面に亙って棲息している事大的な
棒振り的理論を、作曲家たちも演奏者たちも、しっかりした音楽的教養、人間としての判....
「脚」より 著者:吉川英治
恥を感じた。 「よく二人で、この中野宿の道場へ、毎晩通ったもんだったけな。あの、
棒振り剣術の先生は、まだやっとるか」 「おるが、この頃は、中風で剣術どころでねえ....