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「棒紅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

棒紅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
さようなら」より 著者:田中英光
った。子猫みたいにイタズラっぽく精力的なその顔は一面の雀斑《そばかす》で、化粧も棒紅が唇の外にはみだすほどグイとひく乱暴さだったが、外見ひ弱そうな肉体が裸になる....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
と、鳥打帽を風呂敷に包み込んで、テニス靴を穿いて、白い粉をポカポカッとハタいて、棒紅をチョコチョコと嘗めただけの芸当には違いないが、それにしてもアンマリ早過ぎる....
夜の構図」より 著者:織田作之助
たレヴューガールの衣裳のようだといおうか、それとも、ハンドバッグの中の使い残りの棒紅のようだといおうか。豪華を装っても、たかが日本の娘だ。永い戦争に疲れた、みじ....