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「棒縛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

棒縛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ゝう……清藏どん、今に夜が明けてから一詮議しましょうから、冷飯でも喰わして物置へ棒縛りにして入れて置いて下さい」 二十九 清藏は曲者を引立てま....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
嘉平 (小鼓)藤田正慶 (太鼓)国吉静衛 (笛)杉野助三郎 (間)在郷三五郎 ◇棒縛 (狂言)在郷三五郎、岩倉仁郎、高原神留 ◇夜討曾我 (シテ)大野徳太郎 (....
踊る線条」より 著者:寺田寅彦
ーの映画のようなものになるであろうと思われた。 ずっと前に菊五郎と三津五郎の「棒縛り」を見ておもしろいと思ったことがあった。あれのおもしろさも煎じつめて考えて....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
―両手ではない片手を、十分にひろげたところへ、例の六尺棒を裏へあてがって、手早く棒縛りを試みてしまいました。 そうして全く動けないようにして、また比目魚を置き....
おせん」より 著者:邦枝完二
ぶりを振りゃァ、おいらは人から預かった、大事な金を落としたかどで、いやでも明日は棒縛りだ。――そいつもよかろう。おめえはかげで笑っていねえ」 「兄さん」 「もう....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
っ奪くり、それへ叩き伏せてしまうと、西瓜売りの背中へ天秤を背負わせ、有合う縄で、棒縛りに、ぎりぎり巻きつけた。 ――すると彼の背後の方で、猫の蹴られたような声....