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「棚卸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

棚卸の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
蹴られたんじゃないの」 子供は正直だから、寄ってたかって米友の身体《からだ》の棚卸《たなおろ》しをしてしまいます。米友もさすがに苦い顔をしていますが、子供のこ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
言おうとしたにきまっている、ピグミーのくせに生意気な、はじめての人様に、わたしの棚卸しなんぞをすると承知しないよ」 「はいはい、決してあなた様の棚卸しなんぞを、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
をあてがわれても、道庵のために快く笑ってやりましたが、 「先生、あなたは御自分の棚卸しばかりしていらっしゃるけれども、本当の値うちは米友さんが保証しているから間....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
なたか知らんが、近藤勇の同郷とか名乗っておられる、それでどうして、さように近藤の棚卸しをするのだ、もとより近藤だとて聖人君子ではないが、君のいうところによると、....
西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
暴露記事となるのは当然の成行きであろう。例えば『諸国咄』では義経やその従者の悪口棚卸しに人の臍を撚り、『一代女』には自堕落女のさまざまの暴露があり、『一代男』に....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
うたが》わしくなる。また役所などで上官が代れば部下の者が後任者を迎うるに前任者の棚卸《たなおろ》しをもってするは常にあることで、それほど宜《よ》くなければ交替前....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
) 受取手形。(4) 銀行勘定。(5) 仕入先勘定貸方。(6) 支払手形。(7)棚卸商品。 一八九 以上の如くであるから、企業者は、原料を他の企業者から購い、....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
本人のみずから取るにまかして、他よりこれを妨ぐべからざるなり。 十四編 心事の棚卸し 人の世を渡る有様を見るに、心に思うよりも案外に悪をなし、心に思うよりも....