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検査役
「検査役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
検査役の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
歯に二役《ふたやく》掛け持ちをさせているのである。そうして口の上に陣取って食物の
検査役をつとめる鼻までも徴発して言語係を兼務させいわゆる鼻音《ネーザル》の役を受....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ソロと舞い戻る。 棒を杖《つ》いた商人|体《てい》の不思議な人物のみは、自分が
検査役かの如き気取りで、平然としてもとの立場を動かず、そのくせ、両陣の争いはいよ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の藤川でございますか……」 それを引取って答えたのは、米友の後ろにいて首洗いの
検査役をつとめていたお銀様の声でありました。 「関の藤川から、不破の古関の跡を尋....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
《ながさきぶっさんかいしょ》の通訳で、いまは横浜交易所《よこはまこうえきしょ》の
検査役|仁科伊吾《にしないご》。 その手前にかけている小柄な男は、洋書問屋の草....