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極洋
「極洋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
極洋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
と瞳を据えて人間を見わたしている、狡智、残忍というか慄っとなるような光。これぞ、
極洋の狼、孤独の海狼と――なんだか睨みかえしたくなる厭アな感じが、ふとこの数日来....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
らです。この探検は僕の幼い時から大好きな夢でした。僕は、極地をめぐる海を越えて北
極洋に達するみこみでおこなわれた、いろいろな航海の記事を、熱心に読んだものです。....
「沈黙の水平線」より 著者:牧逸馬
、まだ何処かの洋上を漂っているに相違ない。きっと舵のコントロウルを失って、遠く南
極洋へ彷徨い出たのだろう。そうだと、不安と飢餓と寒気が、乗っている人を一人ずつ歯....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
技師はエヴァンス一人きりで、彼が寝ている間、同船は聾なのである。 春の初め、北
極洋の氷帯に罅が入って、島のような大きな氷原が、その氷の大陸を離れて南へ泳ぎ出す....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
呼びかけた。この宵は変わらぬ心を養うことができたのであると。) 行尽欧洲最北郷、
極洋風物不。 (欧州最北端の村に行きつく。北極海の風物は尋常ではない。このような....