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榑
「榑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
榑の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「乱世」より 著者:菊池寛
添うて濃州街道を美濃の方へ探して行った。 桑名の西北六里、濃州街道に添うて、石
榑という山村があった。山から石灰石を産するので、石灰を焼く窯が、山の中にいくつも....
「運命」より 著者:幸田露伴
る、豈能く僕隷の手に辱しめられて生活を求めんやと。遂に宮を闔じて自ら焚死す。斉王
榑もまた人の告ぐるところとなり、廃せられて庶人となり、代王｜桂もまた終に廃せられ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ったこの地方では、すべてにわたり同藩保護の下に発達して来たようなもので、各村とも
榑木御切替えととなえて、年々の補助金を同藩より受け、なお、補助の目的で隣国｜美濃....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
かなくてはなりませんからな。
ファウスト
己は足の草臥れぬ間は、
この節
榑立った杖一本で沢山だ。
道を縮めたって、なんになるものか。
谷合の曲りくねった....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ないらしい。これは曲物細工からの改良ではなく、全然あたらしいべつな工芸であった。
榑と称する檜や杉の木の四つわりを、円周にそうた線で厚く竪にわり、それをけずって円....