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「権輿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

権輿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
はマ行音となる。「三位《サンヰ》」サンミ。 ヤ行音であるものはナ行拗音となる。「権輿《ケンヨ》」ケンニョ、「山野《サンヤ》」サンニャ、「専要《センエウ》」センニ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ゅ》兎の御羹これより起る、林氏この時|蕗《ふき》の薹《とう》を献ぜしこれ蕗の薹の権輿《はじまり》と云々」とあるは可《い》い思い付きだ、時節がら新年を初め官吏ども....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
来青木|春岱に奥医師を命じ、二百俵三人扶持を給した。これが幕府が蘭法医を任用した権輿で、抽斎の歿した八月二十八日に先つこと、僅に五十四日である。次いで同じ月の六....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
くまで主体的であって、詩人の言である。顕昭のように、『万葉集』は最も古い、歌集の権輿だから本体とあがむべきだと考えたり、勅撰和歌集は何れもありがたいもの故、どれ....