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権道
「権道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
権道の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
ております、が儒教のほんとうの趣旨はこういう趣旨であったのであります。普通にこの
権道と王道というものは、
権道は策略で悪いことになっておりますが、もともと儒教の趣....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
読み出した。 「翁|曰く、何事にも変通といふ事あり。知らずんばあるべからず。即ち
権道なり。夫れ難きを先にするは聖人の教へなれども、これは先づ仕事を先にして而して....
「魔都」より 著者:久生十蘭
は汗を拭いながら、
「莫迦莫迦しくて話にならんが、なにしろ危急の場合だからひとつ
権道を行くか」
といって外務大臣の方へ振向き、
「この上、そういう騒ぎになった....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
を害《がい》したるの罪を引き、維新前後の吾身《わがみ》の挙動《きょどう》は一時の
権道《けんどう》なり、権《か》りに和議《わぎ》を講じて円滑《えんかつ》に事を纏《....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
時代の風俗人情に従い、天下の人心を維持せんがためには、知りてことさらに束縛するの
権道なかるべからず。もし孔子をして真の聖人ならしめ、万世の後を洞察するの明識あら....