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横を
「横を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
横をの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「冬」より 著者:芥川竜之介
またアストラカンの帽をとった上、看守に同じことを問いかけようとした。すると看守は
横を向いたまま、僕の言葉を聞かないうちにさっさと向うへ行ってしまった。「余りと言....
「仙人」より 著者:芥川竜之介
ょうぼう》の方だから、女房に教えて貰うが好《い》い。」と、素《そ》っ気《け》なく
横を向いてしまいました。
しかし女房は平気なものです。
「では仙術を教えてやる....
「蜃気楼」より 著者:芥川竜之介
出ていた写真とそっくりですよ。」などと感心していた。
僕等は東家《あずまや》の
横を曲り、次手《ついで》にO君も誘うことにした。不相変《あいかわらず》赤シャツを....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
うしてそれらを囲んでいる書棚とには、勿論何の変化もございません。しかし、こちらに
横をむけて、その机の側に立っていた女と、輪転椅子に腰をかけていた男とは、一体誰だ....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
う、決心である。
佐渡守は、これを見ると、また顔をしかめながら、面倒臭そうに、
横を向いた。
―――――――――――――――――――――――――....
「或る女」より 著者:有島武郎
」
「ばかな。今さらそんな事ができてたまるか」倉地はかんで捨てるようにそういって
横を向いてしまった。ほんとうをいうと倉地の妻の事をいった時には葉子は心の中をその....
「火事とポチ」より 著者:有島武郎
んにもできないくせに、なんだかかわいい犬、芸当をさせようとすると、はずかしそうに
横を向いてしまって、大きな目を細くする犬。どうしてぼくはあのだいじな友だちがいな....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
に交際うには当らんじゃないか。せめて年増ででもあればだが、もう婆さまだ。」 と
横を向いて、微笑んで、机の上の本を見た。何の書だか酒井蔵書の印が見える。真砂町か....
「海異記」より 著者:泉鏡花
したまま、鱗でもありそうな汚い胸のあたりへ、ふらりと釣っていた手が動いて、ハタと
横を払うと、発奮か、冴か、折敷ぐるみ、バッタリ落ちて、昔々、蟹を潰した渋柿に似て....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
無駄な祝儀は出せませんな。ああ、南無阿弥陀仏。」 「狸めが。」 と背を円くして
横を向く。 「それ、年増が来る。秘すべし、秘すべし。」 で、手袋をたくし込む。....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
痒い……女房は擽くなったのである。 袖で頬をこすって、 「いやね。」 ツイと
横を向きながら、おかしく、流盻が密と行くと、今度は、短冊の方から顎でしゃくる。顎....
「縁結び」より 著者:泉鏡花
けて、またフンと嗅いで、 「ほんとにどうしたら、こんな良い匂が、」 とひょいと
横を向いて顔を廊下へ出したと思うと、ぎょッとしたように戸口を開いて、斜ッかけに、....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
て煙草を喫んだ形は、――ここに人待石の松蔭と同じである―― が、姿も見ないで、
横を向きながら、二服とは喫みも得ないで、慌しげにまた立つと、精々落着いて其方に歩....
「罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
引き立って見える。食堂へ出て来る。 奥さんは遠慮らしく夫の顔を一寸見て、すぐに
横を向いて、珈琲の支度が忙しいというような振をする。フレンチが一昨日も昨日も感じ....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
ていたものである。僕等はこの義士の打ち入り以来名高い回向院を見るために、国技館の
横を曲って行った。が、それもここへ来る前にひそかに僕の予期していたようにすっかり....