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「横乗り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

横乗りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恨みの蠑螺」より 著者:岡本綺堂
心地のよいのを喜んでいた。 「落されるような事はあるまいね。」と、お杉は牛の背に横乗りをしていながら言った。 「馬から落ちたという事はあるが、牛から落ちたという....
四十年前」より 著者:内田魯庵
リと蓮歩を運ぶものもあったが、中には今よりもハイカラな風をして、その頃|流行った横乗りで夫婦|轡を駢べて行くものもあった。このエキゾチックな貴族臭い雰囲気に浸り....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
方から女の影が夕靄につつまれてくる。女は、羅衣の被衣をかぶり、螺鈿鞍を置いた駒へ横乗りに騎って、手綱を、鞍のあたりへただ寄せあつめていた。 馬には、音楽が分る....
私本太平記」より 著者:吉川英治
さきに登子を乗せ、高氏もすぐ鐙を踏む。登子は、かいどりを被衣にした。袿衣なので、横乗りに、自然、鞍つぼの良人に甘えたような姿態になる。 なおまだ、火事場の余燼....