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横綴じ
「横綴じ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
横綴じの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ん小幡家のために特に作ってあるわけではない。堺屋出入りの諸屋敷の分は一切あつめて
横綴じの厚い一冊に書き止めてあるのであるから、小幡という名を一々拾い出して行くだ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
おかもとのとのかみさま》――八つ。
なんて調子に、記入方がひかえていく。その、
横綴じの長い帳面の表には「発願奇特帳《ほつがんきとくちょう》」とある。みんな日光....
「壁の眼の怪」より 著者:江見水蔭
でいた。 すると、捜索隊の一人が、山の古宮の境内の青萱の中から拾ったとて、美濃
横綴じの手帳を持って来た。云うまでもなくそれは直芳の物で、途中の風景その他が写し....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
ぼえがき》」という題で遺っている、大福帳のような体裁の、半紙を長く二つ折りにした
横綴じの写本である。筆者は不明だが、釘抜藤吉の事件帖である。その筆初め「のの字の....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
作者の竹柴賢二とわたしとが引受けて、印刷所へまわす原稿をこしらえることになった。
横綴じになっている桜痴居士直筆の原稿を渡されて、賢二が二幕、わたしが三幕を浄書す....