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橋台
「橋台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
橋台の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大川の水」より 著者:芥川竜之介
う気がする。吾妻橋、厩橋《うまやばし》、両国橋の間、香油のような青い水が、大きな
橋台の花崗石《かこうせき》とれんがとをひたしてゆくうれしさは言うまでもない。岸に....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
の瘤を作っているに引きかえ、今日はさっさと人の列は越して行くのだ。かの女は洪水が
橋台を押し流してしまったあとの、滑らかな流れを見るような極度の不気味さを、人の列....
「深川の散歩」より 著者:永井荷風
を、「伏見に似たり桃の花」というものがあろう。モーターボートの響を耳にしては、「
橋台に菜の花さけり」といわれた渡場《わたしば》を思い出す人はない。かつて八幡宮の....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
だ有名である。河中に岩石|突兀として橋を架ける便宜が無いのと、水勢が極めて急激で
橋台を突き崩して了うのとで、少しく広い山河には一種の籠を懸けて、旅人は其の両岸に....