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橘南谿
「橘南谿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
橘南谿の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜別」より 著者:太宰治
行って、やっとひとりになってほっとした。寛政年間、東西遊記を上梓して著名な医師、
橘南谿の松島紀行に拠れば、「松島にあそぶ人は是非ともに舟行すべき事なり、また富山....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
のを見ると、肥え脹れたのを形容してブタブタという語も当時既にあったらしく思わる。
橘南谿《たちばななんけい》の『西遊記《さいゆうき》』五に広島の町に家猪多し、形牛....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
経のうちであります――時価で申しますとな、唯この一巻でも一万円以上であります。」
橘南谿の東遊記に、 これは清衡存生の時、自在坊蓮光といへる僧に命じ、一切経書写の....
「日記」より 著者:宮本百合子
。国語の柴田鳩翁の「道話一則」をよみ次の次の松下禅尼までよんでみた。「東遊記」(
橘南谿)のは今度図書館に行った時によんで見ようと思った、兼好法師のがあったんで「....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
山の神であろうと、後の祟を恐れて捨てて置いたら、自然に腐って骨に化って了ったと、
橘南谿の西遊記に書いてある。これなども山※を取押えた人の実話だ。まあ、聞き給え。....
「山の人生」より 著者:柳田国男
たという話は、これもいくつかの類例が保存せられてあるが、なかんずく有名なのは夙く
橘南谿の『西遊記』に載せられた日向南部における出来事である。 「日向国|飫肥領の....