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機体
「機体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機体の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
醒めようとしている帝都の上空を襲来した。十三台の殺人団機は翼をそろえて南にとび、
機体の後部から猛毒フォルデリヒト瓦斯を濛々と吐き出した。その十三|條の尾がむくむ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
「阻塞気球の中へ、引っぱり込まれたらしいです。半数は、気球から垂れている綱に、
機体を絡めつけられ、進退の自由を失っているらしいです」 「なに、阻塞気球※」 「....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
「あれは危いぞ!」とこっちへ向いた一機を指した折しも、ぱらぱらと火の子がB29の
機体の下から離れたのがわが家よりやや西よりの上空。「いかんぞ!」と言うのと、ゴー....
「超人間X号」より 著者:海野十三
酸素が十分に供給されているから、呼吸もちっとも困難ではないし、高速で飛行する時、
機体に生ずる大気とのまさつ熱も、完全に冷却《れいきゃく》されていた。 一万、九....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
けたようなものである。下から打ち上げた高射砲弾は、奇怪にもすべて敵の超重爆撃機の
機体から跳ねかえされていたのであった。後で分ったことであるが、敵機にはいずれも強....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ょうね」 中尉はうなずいた。 「兵曹長はおかしいのだといっている者もあります。
機体の故障が兵曹長にひどい恐怖をあたえたのだろうという者もあります。しかし私は竜....
「怪塔王」より 著者:海野十三
、しきりに連絡をはじめました。そのうちに打合わせは、すっかりすみました。 爆撃
機体は二隊にわかれ、いずれも四千メートルの高度をとり、怪塔の上にしずかにすすんで....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
そこはちょうど、編隊のまん中であった。飛行機の方でぐずぐずしていれば今の砲撃で、
機体はばらばらになるところだった。たちまちそれと察して、編隊をといた海軍機もえら....
「月世界探険記」より 著者:海野十三
入れると、たちまち起るはげしい爆音、小屋は土砂に吹きまくられて倒壊した。そのとき
機体がスーッと浮きあがったかと思うと、真青な光の尾を大地の方にながながとのこして....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
いるうちに、またまた艇長のところへ、報告がどんどんあつまってきた。機関部からも、
機体部からも、航空部からも、どんどん報告がやってきて、艇長は、また前のような忙し....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
飛行機からも、機関銃が火のような弾丸をぶっぱなす。ときどきこつんと音のするのは、
機体に敵の弾丸があたった音にちがいない。 フワーッと、敵機は空魔艦のまわりであ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
と花傘をひらいたように、日本機の前後左右に炸裂する。こんどこそは砲弾が命中して、
機体はばらばらにとび散ったかと思われる。がしばらくすると煙の横から、日本機は悠々....
「流線間諜」より 著者:海野十三
こんでいたものと見え、帆村たちが乗りこむと直ぐ爆音をあげて滑走をはじめ、まもなく
機体はフワリと宙に浮きあがった。 巨人機はグングン上昇した。メートルもなにも見....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ばやに高空で炸裂する。しかし敵機は憎らしいほど落ちついている。――そればかりか、
機体の腹のところについていた縞が崩れて、なにか白いものがスーッと落ちてきた。 「....
「妖怪学」より 著者:井上円了
物はみな一定の時間これを使用すれば、いくぶんの消耗を実質の上にきたすものなり。有
機体において、その身体の一部分を使用すれば疲労を生ずるもの、すなわちこれなり。手....