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檳榔毛
「檳榔毛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
檳榔毛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
見ゆ、と申す。親王興に入りたまいて、さらば足下のは、と問わせたまうに、旧上達部の
檳榔毛の車に駕りたるが、時に其声を聞くにも似たらん、と申した。長短高下をとかく申....
「源氏物語」より 著者:紫式部
はほとんど皆お送りに来た。庇の御車に宮は召され、庇のない糸毛車が三つ、黄金作りの
檳榔毛車が六つ、ただの
檳榔毛車が二十、網代車が二つお供をした。女房三十人、童女と....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
ろうという目的らしかった。予期されたように公子と花世もいっしょに行くことになり、
檳榔毛《びろうげ》の車に乗って、まだ露のあるうちに邸の門を出た。犬養ノ善世は狩衣....