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次に
「次に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
次にの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
に似た顔はすっかり頭の白いだけに、令息よりも一層｜慓悍《ひょうかん》である。その
次に坐っている大学生は勿論弟に違いあるまい。三番目のは妹にしては器量《きりょう》....
「影」より 著者:芥川竜之介
すったの。御存知じゃなくって？ 倉庫会社の――」
卓子《テーブル》の上にはその
次に、指環の箱が二つ出て来た。白天鵞絨《しろびろうど》の蓋を明けると、一つには真....
「首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
も犬のように訳もなく殺されてしまう。それには第一に、私を斬った日本人が憎い。その
次には私たちを偵察に出した、私の隊の上官が憎い。最後にこんな戦争を始めた、日本国....
「白」より 著者:芥川竜之介
。」
「ありがとう。ありがとう。だがおじさんは用があるから、御馳走になるのはこの
次にしよう。――じゃお前のお母さんによろしく。」
白はちょいと空を見てから、静....
「少年」より 著者:芥川竜之介
の前に大将を俘《とりこ》にしたのだってあたいじゃないか？」
「そうか？ じゃこの
次には大尉にしてやる。」
川島はにやりと笑ったと思うと、たちまち小栗を懐柔《か....
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
こしら》えて、僕自身あの婆の所へ出馬したのさ。すると昨日手紙で頼んであるから、取
次に出たお敏さんが、すぐに僕の手へ返事を忍ばせたんだ。可愛い返事だぜ。平仮名で『....
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
ＳはＡ中尉の黙っているのを見、どうしようかと迷っているらしかった。が、Ａ中尉は
次に命令する言葉を心の中に用意していた。が、しばらく何も言わずに甲板の上を歩いて....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
社（通称若宮様）という小社が遺って居り、今尚お里人の尊崇の標的になって居ります。
次に当然問題になるのは小櫻姫とＴ女との関係でありますが、小櫻姫の告ぐる所によれば....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
タアンを発見した。ランタアンは烈しい風の為に徐ろに空中に動いていた。…… 僕の
次にはいったのは或地下室のレストオランだった。僕はそこのバアの前に立ち、ウイスキ....
「トロッコ」より 著者:芥川竜之介
つかなければ、トロッコも彼等も帰れない事は、勿論彼にもわかり切っていた。 その
次に車の止まったのは、切崩した山を背負っている、藁屋根の茶店の前だった。二人の土....
「狂女」より 著者:秋田滋
た軍隊は引上げて行った。隣の女の家は窓も戸もたて切ったままになっていた。そして路
次には雑草があおあおと生い茂っていた。 年老いた下婢は冬のうちに死んでしまった....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
んとするほどになり、二階に駆け上りて裸になりて改めれどなし。泣く悲しむという事は
次になり、ただ茫然たるばかり、面目なきながら深沢に話せば、これも仰天し、「実は伯....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
るのには、充分満足するまでやって見ることを必要とした。それですっかり判ると、その
次にはこれを他の事実と結んで考えようと苦心した。実験室の引出しの内に在った覚書に....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
かい帝国主義とたたかって資本主義の矛盾、帝国主義の矛盾を克服して国内矛盾を解決し
次には一切の矛盾を解決し、つぎに一切の力を自然との争いに動員して人類幸福のために....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
対策にも足もふみ込むなど非常に忙しい。党務がいつも主であるから、家庭のことは二の
次にされる。 二十五年の一月、早稲田大学講堂で党大会が開かれたが、その会場に父....