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「次長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

次長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
女類」より 著者:太宰治
京して、そうして今のこの「新現実」という文芸雑誌の、まあ、編輯部《へんしゅうぶ》次長というような肩書で、それから三年も、まるで半狂乱みたいな戦後のジャアナリズム....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
の十人の答案は大半出来がわるかった。編輯長は答案を調べながら屡※吹きだした。編輯次長はわざわざ編輯長の部屋へ呼ばれた。 「傑作があるぜ、これどないや。Lumpe....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
来翰。 ◯「科学世界」の九・十月号と十一月号来る。安達嘉一君が科学文化協会の事務次長となりて最初の編集のものなり。新清にして仲々よろしく、就中「原子力の将来」に....
自叙伝」より 著者:大杉栄
が出て来た。封が切ってあるので僕はすぐ披いて見た。それは、当時の参謀本部の総長か次長かの何とかの(四字削除)ら各師団長および各旅団長に宛てたもので、(十七字削除....
見えざる敵」より 著者:海野十三
素晴らしい新聞の特種だ。よオし、こいつは儲け仕事だ。オイ、ワーニャ、お前すぐ編集次長のカメネフを電話でよびだせ」 「でも首領」とワーニャは急に不安な顔をして「そ....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
。帆村君は、どういう風に考えているのですか」 そういったのは、この鉱山事務所の次長で、若月さんという技師だった。この人は、年齢は若いが、技術にも明かるく、そし....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
は必ずしもそうではなかったのだ。七月二日有吉大使は、外務省の回訓に基いて、唐外交次長と会見し、我が要求を明示して正式の抗議を通告した。その内容は先にも述べたよう....
社会時評」より 著者:戸坂潤
、又特に女子売買は、決して子女の生理的貞操の人身的売買ばかりではない。国際労働局次長のモーレット氏によれば、最近の日本製品の世界的進出は、日本のソーシャル・ダン....
街はふるさと」より 著者:坂口安吾
か。ヤ、これは失礼」 ペコンと宇賀神に挨拶して、ひッこんだ。せつ子の雑誌の編集次長の河内であった。宇賀神のもとへ一しょに訪問記事をとりにでかけた男で、ソモソモ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
と処世術にたけていたらしく、今日で云えば長と名のつく重役についたことはないが、局次長とか部長という追放の境界線のあたりで、人目にたたずにうまい汁を吸うのが家伝の....
殺人迷路」より 著者:佐左木俊郎
ま日報』が、当局の無能を攻撃する度に、二木検事は、何故か、『あづま日報』の社会部次長として、事実上社会部の実権を握っている村井に、二木検事自身が、揶揄されている....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、労力を費やされているのがわたくしはどうにも腑に落ちかねるのです。もし閣下が検事次長を、とでもおっしゃるのなら、陛下も、もっと消化し易いことに思し召すだろうと思....
国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
》され、その他の事務局員は卿の選任に任ぜられたのである。総長の下《もと》に三人の次長がある。仏、伊、日の三国から出ている。これらの人々はその本国を代表するもので....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
××新聞社の編集局長A氏は旧侯爵藤原公正から招待状を貰った。彼は次長を顧みて、 「君、これを読んで見給え、特種階級も大分生活が苦しいと見えて、藤....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
盟の核心たる日満支三国協同の実を挙ぐるに在り。 と言うている。この文は印刷せられ次長以下各部長等に呈上せられた筈である。恐らく上官が東亜連盟の文字を見られた最初....