歌主[語句情報] » 歌主

「歌主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

歌主の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
えに徐に弦を引いた。 「この家の主人にござります。……」 「では先刻の……今様の歌主?」 云い云い八分通り弦を引き、 「ご姓名は? ……ご身分は?」 「楠氏の....
剣侠」より 著者:国枝史郎
た陣十郎は、刀を下段にダラリと下げ、それでも眼では油断なく、主水の眼を睨みつけ、歌主の在所がどこであるかと、瞬間それについて考えた。 周囲には大薮があるばかり....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
のうちの、 播磨なだ うらみてのみぞ すぎしかど こよひ泊りぬ あふの松原 の歌主の心と同じように、いつも果てなく悲しい波騒とのみ見る海の色までが、きょうは明....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
私の不注意だが、それから先に訂正する。既載の「天王寺未来記(一)」に引用した歌の歌主を良邏法師としたがあれは“良暹法師”が正しい。ご注意をうけてハッとした。赤面....