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歌川
「歌川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歌川の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
かといった風で中でも最近に出た「復讐熊腹帯《かたきうちくまのはらおび》」京山作、
歌川豊広画くなどはまさにその絶頂の観があった。 「私は敵討物はあまり好みません。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
深緑、腹真紅、怒眼、鋭牙、すこぶる竜に似たものが大英博物館にあったので、予これは
歌川派画工が描いた竜を擬《まね》たのだろと言うと、サー・チャーレス・リードが、聢....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
脇の下へずらして、乳首をかくした膚を、お望みの方は、文政|壬辰新板、柳亭種彦作、
歌川国貞|画――奇妙頂礼地蔵の道行――を、ご一覧になるがいい。 通り一遍の客で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
う不足はない…… しかし、世話女房としては、何といっても豊広だね……。豊広――
歌川派の老手で、広重の師匠だといった方が、今では通りがよいかも知れぬ。広重の美人....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
何だと、ひとつ読み上げてみようか。まず絵かきで、狩野迷川院、谷文昌――それから、
歌川虎吉に、国定国造、ふーん、おれの知っている名前もある、知らねえのもある」 「....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ょやみのくせに妾《めかけ》があった。子供心にも、いやな爺《じじい》だと思ったよ。
歌川輝国《うたがわてるくに》は、宅《うち》のすぐ前にいたのさ。うまや新道――油町....
「紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
じめとして、それらに入れ混じり、勝川|春亭の「品川沖之鯨|高輪より見る之図」や、
歌川|国芳の「七浦捕鯨之図」「宮本武蔵巨鯨退治之図」などが挿入されてあった。 ....
「名古屋スケッチ」より 著者:小酒井不木
て田圃へ出てしまつて、検黴病院のいかめしい建物が、目に痛いほどの寂しさを与へる。
歌川広重の『新吉原』は、さびしさそのものではあるが、なほ且つその底には、伝統的な....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
んで疾から吹っ込ませたる浅草市羽子板ねだらせたを胸三寸の道具に数え、戻り路は角の
歌川へ軾を着けさせ俊雄が受けたる酒盃を小春に注がせてお睦まじいと※より易い世辞こ....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
以外に、かかる浮絵の板下《はんした》を描きたりしが、安永《あんえい》年代に至りて
歌川豊春《うたがわとよはる》専《もっぱ》ら遠景名所の図を描き出せしより大《おおい....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
、唯《ただ》何とはなしに日本の遠景は平たく見えるような心持がする。この点において
歌川豊春《うたがわとよはる》らの描いた浮絵《うきえ》の遠景木板画にはどうかすると....
「なりひら小僧」より 著者:山中貞雄
尾上紋弥 大月玄蕃 東正次郎 居酒屋の亭主 嵐橘右衛門 娘お静
歌川絹枝 落合主水之正 矢部伊之助 一子三十郎 前田邦彦 岩瀬平....