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「歎異抄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

歎異抄の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
変なあたま」より 著者:辻潤
告白で、これも亦今迄に多くの人々によって幾度かくりかえされている。自分も幾度か「歎異抄」という書をくりかえして読んで、親鸞の説に傾倒しているのだが、いかんせん未....
絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
しそれは自力|作善の道徳的行為を媒介として宗教に入るということではない。親鸞が『歎異抄』においての善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をやという語、深く味うべき....
愚禿親鸞」より 著者:西田幾多郎
ただ汝のために我は粉骨砕身せりといって、これを迎えられるのが真宗の本旨である。『歎異抄』の中に上人が「弥陀の五劫思惟《ごこうしゆい》の願をよくよく案ずればひとへ....
我が子の死」より 著者:西田幾多郎
となり、心は重荷を卸《おろ》した如く、自ら救い、また死者に詫びることができる。『歎異抄』に「念仏はまことに浄土に生るゝ種にてやはんべるらん、また地獄に堕《お》つ....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
までに教会行はやめてしまった。しかし、仏教の信仰もまた徹底しておらず、碧巌録や、歎異抄や、神の話をあれこれよんだが、勿論、解らないままであった。又精神修養の講話....
次郎物語」より 著者:下村湖人
をのぞいて見る習慣になっている。今朝はとくべつ早起きをして、もう一時間あまりも「歎異抄」の一句一句を念入りに味わっていたが、そとをのぞいて、いつもと同じ楓の小枝....
親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
色彩のあった夢を見た、と書いている。 怪しい美しい色彩のあった夢――親鸞聖人の歎異抄とか教行信証でありますとか、こういうなかから、親鸞の深いほんとうの心の泉を....