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歓喜天
「歓喜天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歓喜天の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大阪発見」より 著者:織田作之助
のデパートである。信仰の流行地帯である。迷信の温床である。たとえば観世音がある。
歓喜天がある。弁財天がある。稲荷大明神がある。弘法大師もあれば、不動明王もある。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
銀様に長期応戦の秘策を授け、自分は身軽く立って、その裏山から尾蔵寺《びぞうじ》の
歓喜天へ出て、それから長等神社《ながらじんじゃ》の境内《けいだい》を抜けて小関《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
たまえと祈って油餅を配り廻り、これを食った奴の身代皆自分方へ飛んでくるように願う
歓喜天《かんぎてん》また聖天《しょうてん》これなり。今もインド人この神を奉ずる事....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
が、松の中を上りになる山懐を高く蜒って、枯草葉の径が細く分れて、立札の道しるべ。
歓喜天御堂、と指して、……福徳を授け給う……と記してある。 「福徳って、お金ばか....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
、ほとんど秘密室とも思われる。中は広いのに、ただ狭い一枚襖を開けると、どうです。
歓喜天の廚子かと思う、綾錦を積んだ堆い夜具に、ふっくりと埋まって、暖かさに乗出し....