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「正信偈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

正信偈の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大島が出来る話」より 著者:菊池寛
かった。 京都からワザワザ上京したと云う御連枝が、音頭《おんど》を取って唱える正信偈《しょうしんげ》は、譲吉の哀悼の心を無用に焦立たせたに過ぎなかった。 夫....
読書遍歴」より 著者:三木清
こともできるであろう。元来、私は真宗の家に育ち、祖父や祖母、また父や母の誦する「正信偈」とか「御文章」とかをいつのまにか聞き覚え、自分でも命ぜられるままに仏壇の....
親鸞」より 著者:三木清
一 人間性の自覚 親鸞の思想は深い体験によって滲透されている。これは彼のすべての著作について、『正信偈』や『和讃』のごとき一種の韻文、また仮名で書かれたもろもろの散文のみでなく....
新生の門」より 著者:林芙美子
のしをつくっているおばあさんときりしかみませんでした。空《あ》いた部屋々々には、正信偈和讃《しょうしんげわさん》と云う小さい赤表紙の宗教書が置いてありました。広....