正文[語句情報] » 正文

「正文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

正文の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
津事件 法の粗密に関する利害は一概には断言し難いものであるが、刑法の如き、特に正文に拠《よ》るに非ざれば処断することを許さぬ法律は、たとい殆んど起り得べからざ....
新しき夫の愛」より 著者:若杉鳥子
らよろしく云ってくれ(さしつかえなかったら)――本が三冊宅下げしてある。「明治大正文学全集」とトーマスマン短編集と、ドイツ語の本だ。なるべくKに返して貰うように....
今日の作家と読者」より 著者:宮本百合子
知らないという風な観かたに止れば宇野浩二のような博識も、畢竟《ひっきょう》明治大正文学の物識り博士たるに止ってしまう。 先頃『文芸』にのった作家と作家の文芸対....
戦争はわたしたちからすべてを奪う」より 著者:宮本百合子
ころにふれるものでないから、というのが一つの動因である。だけれども、明治文学、大正文学、そして昭和をきょうの文学まで辿り直して来る、そのことからだけ、新しい人民....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
・六・一 咲枝宛 改造日本文学全集中「独歩」「漱石」「藤村」 春陽堂明治大正文学全集『長塚節集』 アンドレ・ジイド*『一粒の麦もし死なずば』 ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ものばかりで、又それぞれの味をもっていることでしょう。こちらの本での柱は、明治大正文学の作品の研究でしょうね。 感想や評論をかくときは、益※はっきりとしてわか....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
者ははなはだ少ない。最も鋭敏なる者、静平なる者、深き者らは、徐々に読み解いてその正文をもたらすが、その時はもう疾《と》くに仕事はなされてしまっている。公衆の巷《....
探偵物語の処女作」より 著者:黒岩涙香
三十八年二月頃)までに翻訳した小説は七十余種に上って居ります。 (春陽堂『明治大正文学全集』第八巻昭和四年二月所収)....
随筆評論集「情意の干満」後記」より 著者:豊島与志雄
択から配列に至るまで、つまり編輯全体が、右編輯部に於てなされた。主として、久保田正文、荻野悌、亀島貞夫、などの人々の手を煩わしたらしく思われる――斯く言うことは....
正宗谷崎両氏の批評に答う」より 著者:永井荷風
をまつり込むアカデミイがある。江戸時代には死したる学者を葬る儒者捨場があった。大正文学の遺老を捨てる山は何処にあるか……イヤこんな事を言っていると、わたくしは宛....
すみだ川」より 著者:永井荷風
第二十二編の中に『すみだ川』を採録した。 昭和二年七月春陽堂の編輯した『明治大正文学全集』第三十一編にも『すみだ川』が載せられている。 昭和三年二月|木村富....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ってもショーモン筋と呼ばれて、他から疎外される家筋のものがあった。文字には俗に「正文」、「証文」などと書いてあるが、正しくは「声聞師」である。声聞とは仏教上の語....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
古くは普通に声聞と書いたと『山城名勝志』にはみえている。あるいは証文士・声聞身・正文などとも書き、あるいは理窟責めに、唱文師・誦文師などの文字を用いた例もすでに....