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「正目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

正目の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
くりは見抜いたぞ!」 叫びながら、釣瓶落しをまっこうに振りかざして、なおも主水正目ざしてとびこもうとする。 「柳生対馬守に、この丹波の刀《とう》が受け止められ....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
訪い来れる様子の感ぜらる。 此時主人は改めて大きくにッたりと笑って、其眼は客を正目に見ながら、 「如何にも手広い渡海商いは、まことに心地よいことでござろう。小....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
イフで板をけずって、何本も楔をこしらえて、それを流木の干割にうちこんだ。すると、正目のよく通ったアメリカ松は、気もちよくわれた。 こうして、たきぎができて、蒸....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
中に籠り、救世の悲願に眼をらんらんとみひらき給うかに拝せられる。心ある者ならば、正目には仰ぎ見ることも畏しと感ぜられる筈であり、千余年の秘封を明治十七年に初めて....