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正面を切る
「正面を切る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
正面を切るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
時、ヒョッコリ一人現われた。 それを見て取った小一郎は、斜めの姿勢を閃めかし、
正面を切ると肘を延ばし、一歩踏み出すと横払い! 四辺が木立で暗かったので、ピカリ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
手には槍を持ち、左の手は高く挙げたまま、グルリと見物を一週《ひとまわ》り見廻して
正面を切ると、一心に見ていた道庵先生と期せずして面《かお》がピタリ合いました。 ....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
も目睹したなら、その露国観は必ず一転回して刮目すべきものがあったであろう。舞台の
正面を切る役者になるならぬは問題でなくして、左に右く二葉亭をしてこの余りに大き過....