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「武事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

武事の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
い、臨邑に次りたるに、参軍|高巍の南帰するに遇いたり。偕に是れ文臣なりと雖も、今武事の日に当り、目前に官軍の大に敗れて、賊威の熾んに張るを見る、感憤何ぞ極まらん....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
候。あまり久しく治平うち続き候えば、かえってその国のために相成らざる事も御座候。武事相怠り、調練行き届かざるがゆえに御座候。大統領考えには、日本世界中の英雄と存....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
る事、丁年以上四十五歳までの男子は残らず常備予備の両軍に編成する事、平民たりとも武事を好む者はその才芸器量に応じすべて士族となす事、全国男子の風教はいわゆる武士....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
だ、立派な人物になろう。それが何よりのご恩返しだ」 それからの彼と云うものは、武事に文事に切磋琢磨し、事ごとに他人の眼を驚かせた。 この彼の大勇猛心には、乗....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
て続いている最も大きな事件は、半島の経営であるが、それには武力が必要であるから、武事を掌るオオトモ(大伴)氏やモノノベ(物部)氏やはそれについて重要のはたらきを....