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武悪
「武悪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
武悪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゼーロン」より 著者:牧野信一
が、却って観《み》る者の胸に滑稽感を誘うかのような、大きな鹿爪《しかつめ》らしい
武悪面に違いない私の父の肖像画の懸《かか》っている、あの薄暗い書斎に帰って、呪わ....
「運命」より 著者:幸田露伴
に及ぶ。燕の番騎指揮王騏、馬を躍らせて突入し、王わずかに脱するを得たり。燕将|張
武悪戦して敵を却くと雖も、燕軍遂に克たず。是に於て南軍は橋南に駐まり、北軍は橋北....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
に美しい。 ああ、窓に稲妻がさす。胸がとどろく。 たちまち、この時、鬼頭巾に
武悪の面して、極めて毒悪にして、邪相なる大茸が、傘を半開きに翳し、みしと面をかく....