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「武昌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

武昌の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
治むるなれば、刑おのずから当に軽うすべし、とありしも当時の事なり。明の律は太祖の武昌を平らげたる呉の元年に、李善長等の考え設けたるを初とし、洪武六年より七年に亙....
道標」より 著者:宮本百合子
へ来てまだ長くはないんですよ。――私たちは去年来たんですから」 ボロージンが、武昌から引あげたのも去年のことであった。――伸子には段々、この経歴のゆたからしい....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
東晋の咸康年中に、予州の刺史毛宝が※の城を守っていると、その部下の或る軍士が武昌の市へ行って、一頭の白い亀を売っているのを見た。亀は長さ四、五|寸、雪のよう....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
立ちどまって、お前はどこの子かとたずねると、彼ははきはきと答えた。 「わたくしは武昌の公吏の子で、父は王忠彦と申しました。運悪く両親に死に別れて、他人の手に育て....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ものを選びまして、大詩人の怪談をお聴きに入れる次第でございます」 名画の鷹武昌の張氏の嫁が狐に魅まれた。 狐は毎夜その女のところへ忍んで来るので、張の家....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
烏鵲《うじやく》南ニ飛ブハ此レ曹孟徳ガ詩ニアラズヤ、西ノカタ夏口ヲ望ミ、東ノカタ武昌ヲ望メバ、山川《さんせん》相繆《あひまと》ヒ、鬱乎《うつこ》トシテ蒼々《そう....
女の一生」より 著者:森本薫
にいたよ。初めは北京にいたが、近頃ではずっと上海にいた。その他|広東にもいたし、武昌にも永くいたね。 知栄 そんなに方々廻って、一体何をしてらしたの。 栄二 そ....
織成」より 著者:田中貢太郎
が、裙の下の二本の足は、人間の世にはないものだったよ。」 後に柳は事情があって武昌にいった。その時|崔という老婆が水晶の界方を一つ持っていて、これと寸分違わな....
三国志」より 著者:吉川英治
建安八年の十一月ごろ。 孫権は、出征の要に迫られた。荊州の配下、江夏(湖北省・武昌)の城にある黄祖を攻めるためだった。 兵船をそろえ、兵を満載して、呉軍は長....
三国志」より 著者:吉川英治
馬具、物具なども余すなく鹵獲せよ」と、いいつける。 また、劉※に向っては、 「武昌は、緊要の地、君かならず守りを離れたもうなかれ。ただ江辺を固め、逃げくる敵あ....
三国志」より 著者:吉川英治
面にした。すなわち彼もまた、魏や蜀にならって、皇帝を僭称したのである。 四月。武昌の南郊に盛大な壇をきずいて、大礼の式典を行い、天下に大赦を令し、即日、黄武八....