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「武衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

武衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
うなこともないではなかった。その聴聞衆としては、中御門黄門、滋前相公、双蘭、藤、武衛、上乗院、および肖柏等であったと見える。『伊勢物語』は同じく古典であっても、....
雪の宿り」より 著者:神西清
に惹かされての邪曲なお計らいが因で父君が廃黜の憂き目にお遇いなされた折り、一時は武衛家の家督を嗣がれた方でございます。それも長くは続きませず、二年あまりにて同じ....
三国志」より 著者:吉川英治
。 洛陽の丞相府は、なんとなく、色めき立っていた。 次々と着いてくる早馬は、武衛門の楊柳に、何頭となくつながれて、心ありげに、いななきぬいていた。 「丞相、....
三国志」より 著者:吉川英治
ります。どうか小生をまっ先に派遣してください」 誰かと見れば、孫権の甥にあたる武衛都尉の孫桓だった。年歯わずか二十五歳の青年である。 「おお、わが甥か」 孫....
私本太平記」より 著者:吉川英治
顕のとなりにいる越後守新田義貞へ、熱のこもった眸を、らんと向けられた。 「そちは武衛の大将、弟脇屋義助とともに、朝廷でも一ばいお頼みある者だ」 「……はっ」 「....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
泉伊勢守の天覧などもあるし、義輝はわけて剛勇で、最後の折、松永久秀の兵をうけて、武衛陣の庭上で、数十人の敵兵を斬って遂に斃れたという働きぶりを見ても、平常の鍛え....