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歯止め
「歯止め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歯止めの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
表白してやりたいという欲望がある。それが実行に移されなかったのは、おそらく年齢が
歯止めをかけたせいであろう。
「そこへ行くと、一九《いっく》や三馬《さんば》はた....
「ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
もブレーキを持って居るのです。自分でもうるさいくらいの。で、その沢山のプレーキの
歯止めを噛ませるうちには、どれかの
歯止めが役に立つのです。我々英国民はそうやすや....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
乍らその手を捉え、身体を押えてずるずる女を高い椅子から引き降した。鄭寧な中に強い
歯止めのかかって居る老人の取扱いに女は暴れても仕方が無かった。 小田島はいよい....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
いるとき曲り道の急|角度に出会うと運転手は急に制動機をかけます。あの強い反動と、
歯止めの軋る音は、今まで快速力を楽しんでいた乗客には、かなり不快なことに違いはあ....
「三国志」より 著者:吉川英治
かず荊州へ進もうではないか」と、群臣に諮った。 宿老の張昭は、いつも若い孫権に
歯止めの役割をしていたが、このときも次のようにいった。 「蜀の劉璋へ、一書をおつ....