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歴山
「歴山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歴山の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ところがさしもの聖オリゲネスさえ嘆称を惜しまなかったと云う、千古の大魔術師――亜
歴山府のアンティオクスでさえも、水風琴の遠隔演奏はしたと云うけれど、その音調につ....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
閨を守る。』というようなものである。 ――恐らくあのデボチンは、農村に育って、
歴山から吹きおろす南風に、その歌を、幼時から歌いなれたものだろう。何等の悪事をも....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
憶しているから感心なものだ。勿論、吾輩の顔や風態を見覚えている訳ではなかろう。亜
歴山大王は身体に薔薇の臭いがしたという位で、吾輩みたいな偉人の体臭は、犬にとって....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
御治世がドウしたというんだ。憚んながら博多の港は、世界中で一番古いんだぞ。埃及の
歴山港よりもズット古いんだ。神世の昔××××様のお声がかりの港なんだから、いつか....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
孔子は、一野翁老子の前に頭が上らなかったのではありますまいか。 かかるが故に、
歴山大王は一乞食学者ダイオゼニアスを奈何ともする事が出来なかったのではないでしょ....
「悪魔祈祷書」より 著者:夢野久作
いて楽しんだ。そこにダリオスは世界最高の悪魔的文明を感じたのであった。 ……亜
歴山大王はアラビヤ人を亡ぼすために、黒死病患者の屍体を荷いだ人夫を連れて行って、....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
のイリアッドが代表し、抒情詩はサッホオの恋愛詩が代表している。そして前者が、かの
歴山《アレキサンドル》大王やシーザアやの、古代の英雄によって愛誦《あいしょう》さ....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
ると、ドナウは、Ister ともなっている。又 Danuvius とも云った。亜
歴山大王のこと、羅馬人占住のこと、トラヤン帝の戦のこと、羅馬街道のこと、などが書....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
して、その間には古今《ここん》英雄|豪傑《ごうけつ》の事跡《じせき》を見るべし。
歴山《アレキサンダー》王、ナポレオンの功業を察し、ニウトン、ワット、アダム・スミ....
「霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
の人生を現わしたか。救われずして地獄の九圏の中に阿鼻叫喚しているはずの、たとえば
歴山大王や奈翁一世のごとき人間がかえって人生究竟の地を示したか。これは未決問題で....