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死者の書
「死者の書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
死者の書の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
義定説なきも、何か日の崇拝に関係ある文字とは判る。バッジいわく、古エジプト人の『
死者の書』に六、七の狗頭猴|旭《あさひ》に向い手を挙げて呼ぶ体《てい》を画いたは....
「死者の書」より 著者:折口信夫
死者の書 折口信夫 彼の人の眠りは、徐かに覚めて行った。まっ黒い夜の中に、更に冷....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
つまでも自分の口の裡《うち》に、なにか永遠の一片のように残っていた。…… 「
死者の書」 古都における、初夏のタぐれの対話 客 なんともいえず好い....
「雪の上の足跡」より 著者:堀辰雄
かね? 学生 そうですね。僕には、いま、二つのものが浮びます。一つは釈迢空の「
死者の書」を荘厳にいろどっていたあの落日の美しさです。それからもう一つは、フラン....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
して、ただそれだけのことをいって、また目をつぶった。 鶴見が読んだというのは『
死者の書』である。 その本のなかでは世に流伝している中将姫の物語が、俗見とは全....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
、大部分であった。はじめは、此書き物の脇役になる滋賀津彦に絡んだ部分が、日本の「
死者の書」見たようなところがあるので、これへ、聯想を誘う為に、「穆天子伝」の一部....