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死馬の骨
「死馬の骨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
死馬の骨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骨董」より 著者:幸田露伴
骨董を買う以上は贋物を買うまいなんぞというそんなケチな事でどうなるものか、古人も
死馬の骨を千金で買うとさえいってあるではないか。仇十州の贋筆は凡そ二十階級ぐらい....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
て蕪村句集を得せしめ、余らまたこれを借り覧《み》て大いに発明するところありたり。
死馬の骨を五百金に買いたる喩《たとえ》も思い出されておかしかりき。これ実に数年前....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
に自刃するなど、いかに苛烈な抗戦であったかは、あとになって、城砦に入ってみると、
死馬の骨が山とつんであったのでも分った。籠城の将兵はみな、馬を食っていたのである....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
年のあいだ、籠城中の皆のはたらきは、前代|未聞のことであった。草木の根を食い野鼠
死馬の骨を舐りおうて戦ったことも、今はなつかしくもあり、正しく武門のほまれといえ....