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殉職
「殉職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
殉職の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「舞馬」より 著者:牧逸馬
った。一つは湯屋の娘おとめちゃんで、他の一つは茂助だった。だから、こうして茂助を
殉職消防夫として死後表彰することになったのである。 怪火だった。火の気のあるべ....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
いる連中だから厄介だ。間誤間誤すると鰤の代りに、こっちの胴体が飛ばされてしまう。
殉職した警官や、藻屑になった漁民が何人あるかわからない……といった状態で、アレヨ....
「権力の悲劇」より 著者:宮本百合子
ら見て、退職金は五十万円ぐらいで、自殺であるとそれっきりであるが、他殺であるなら
殉職として、国鉄公社のしらべによると最低百万円をくだらないことになる。 故人は....
「火星兵団」より 著者:海野十三
じめたが、最初に見つかったのは、佐々の連の警官の死体であった。いたましくも、彼は
殉職してしまったのである。
佐々は作業隊をはげまして、さらに、発掘をつづけた。....
「人造物語」より 著者:海野十三
きても平気でそれを刻々報告する。そして大爆発がおこると、そのままテレボックスは、
殉職をしてしまうわけだが、こんな危険な役目をひきうけ、しかも人間わざでは到底出来....
「特攻隊に捧ぐ」より 著者:坂口安吾
、浮浪者の敬慕を一身にあつめて救護所の所長におされていた学生が発疹チフスのために
殉職したという話をきいた。 私のごとく卑小な大人が蛇足する言葉は不要であろう。....