殺人剣[語句情報] »
殺人剣
「殺人剣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
殺人剣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
しては自己心内! 外に探っては一切万物!」 「悪魔降下の手段はな?」 「ある時は
殺人剣、またある時は活人剣!」 「いやはや随分忙しそうだな。結局は何が目的なのだ....
「縮図」より 著者:徳田秋声
われ、許嫁の仇である彼への敵意と愛着を抱いて、相携えて江戸に走り、結局狂った男の
殺人剣に斃れるという陰鬱な廃頽気分に変態的な刺戟があり、その時分の久松と沢正の恋....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
どう》の剣だ」
すると左膳は手のない袖をゆすって嘯笑《しょうしょう》した。
「
殺人剣即活人剣。よく殺す者またよく活《い》かす……はははは。貴様はかわいやつだよ....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
だが、女はすでに竜と化していますぞ。女は元々気魄も猛く、武術の心得も深いものだ。
殺人剣を会得していることも事実であるし、天性血を好み、闘争を好み、寄らば斬ろうと....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
起こして立ち上がったが、それからポンポンと塵を払うと、憐れむような含み声で、 「
殺人剣活人剣、このけじめさえ解らぬような、言語に絶えた大馬鹿者、天に代って成敗し....