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比い
「比い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
比いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊感!」より 著者:夢野久作
の花の齢を重ねたのがチョウド一昨々年の事で御座いました。 レミヤは実に、世にも
比いのない天使の生れがわりで御座いました。その心も「否」という言葉を知らないのか....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
どに捉まって、やっと登ったが、この二丁ばかりの峻直なる岩壁は、日本アルプスにも、
比いの多からぬ嶮しさであった、そうして登りよりも降りの方が、なお怖ろしかろうと思....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
えて、鼻くそをほじりながら―― この因縁を以ての故に 悲母の子を念うこと 世間に
比いあることなく その恩、未形に及べり こんどは、余り皆、黙っているので誦む方....