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比倫
「比倫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
比倫の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
まるものではない。己の八犬伝は必ず完成するだろう。そうしてその時は、日本が古今に
比倫のない大伝奇を持つ時だ。」
彼は恢復《かいふく》した自信をいたわりながら、....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
の性行為に基く社会的習俗がそして家族(乃至家庭)でなければならぬ。――人倫の倫は
比倫とか絶倫とか云って、「たぐい」であり類であり、根柢に於てそれが性関係に基くこ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ょうてい》の一部に棚曳《たなび》き、鼻は、ほんの申しわけに中央に置かれ、その代り
比倫《ひりん》を絶して大きいのはその口と唇で、大袈裟にいえば、夜具の袖口ほどあり....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
その盛況を賦したる一律あり。 十里廷無河上塵、収容七百万余民、街皆築、天下何都能
比倫。 (十里の市街区には河上の塵もなく、七百万余の人民をいれている。街はみな山....