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毘盧遮那
「毘盧遮那〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毘盧遮那の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
謀があるとは、知らぬが仏の奈良の都へ、一足飛びに飛んだ佐助は、その夜は大仏殿の大
毘盧遮那仏の掌の上で夜を明かした。 「天下広しといえども、大仏の掌で夜を明かした....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
がなった竜は、依然多淫だ。面倒だが読者が悦ぶだろから、一、二例を挙げよう。 『大
毘盧遮那加持経《だいびるしゃなかじきょう》』に、人の諸心性を諸動物に比べた中に、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の馬に徙《うつ》し付けると。支那で馬に因《ちな》んで驚駭《きょうがい》と書き『大
毘盧遮那加持経《だいびるしゃなかじきょう》』に馬心は一切処に驚怖思念すとあるなど....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、光明真言《こうみょうしんごん》の唱えのみが朗々として外に響きます。 ※阿謨迦
毘盧遮那摩訶菩怛羅摩尼鉢曇摩忸婆羅波羅波利多耶※《おんあもきゃびろしゃのまかぼだ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
絶していた。――亀山、嵐山、大堰川をとりいれて、――その中心に祇園精舎にならった
毘盧遮那仏の本堂をすえ、塔、楼閣、講堂、山門、七十七の寮舎、八十四|間の外廊、鐘....
「四つの都」より 著者:織田作之助
て来ようと思うんです、今度の仕事の事で」 一四 東大寺大仏殿。 五丈三尺五寸の大
毘盧遮那仏。 庄平大仏を見上げている。眼鏡をとって再び見上げる。 一五 大仏殿の....