民主主義[語句情報] »
民主主義
「民主主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民主主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
、押しの強さは、鉱三の青年時代を想わせて、満更でもなかった。難になる家柄の点も、
民主主義という言葉が、この際便利だった。 まず妻を説き、それから陽子を説き伏せ....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
的であり、衰えたる國民黨の一角に依然美事なる統制えの歩みが見られる。毛澤東氏の新
民主主義も、恐らくソ連のごとき專制には墮せず、東洋的風格をもつ優秀なる思想を完成....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
とだった。堺君や田川大吉郎君や故山路愛山君などが一緒になって、すなわち当時の社会
民主主義者や国家社会主義者なぞが一緒になって、電車の値上反対運動をやった。そして....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
われの比例感を定義するから。それはあらゆるこの道の信者を趣味上の貴族にして、東洋
民主主義の真精神を表わしている。 日本が長い間世界から孤立していたのは、自省を....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
くから行われていたことになり、小田原こそは、ワシントンやモスクワとともに、世界の
民主主義政治史に残る輝やかしい都市名となるであろう。 「名物にうまい物なし」とい....
「科学的新聞記者」より 著者:桐生悠々
新聞記者も、将来に於ては、これと同様科学的であらねばならない。現在の枢軸国家及び
民主主義的国家に於ける新聞を見るに、いずれもその民族または国家の特殊性に自己陶酔....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
囲では、あまりにも低級劣悪な候補者の多いことに驚いている。彼らは口では一人残らず
民主主義を唱えているが、その大部分はにせものであつて、本質は、先ごろの暗黒時代の....
「土足のままの文学」より 著者:織田作之助
ている限り文壇進歩党ははびこるばかりである。といって、自分たちの文学運動にただ「
民主主義」の四字を冠しただけで満足しているような文壇社会党乃至文壇共産党の文学も....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
夫スワンソン氏にも劣らず彼女が持ち続けて居る彼女の家系的プライドに対してさえ英国
民主主義的批判を時々振りかざして見る。 「――But。貴族なんてまったく前世紀の....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
変っていない。彼等は家庭に帰れば皆善良なる市井人であり、職場では猫の口が喋る如く
民主主義を唱え、杓子の耳が聴く如くそれに耳を傾けている筈だが、しかし、人間を愛す....
「民主主義」より 著者:織田作之助
民主主義 織田作之助 彼は人気者になら誰とでも会いたがった。しかし、人気者は誰....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
も、すべてが資本主義化しているものだから、正義も、公道も、決して通らない。口には
民主主義など言うけれども、結局は金力政治だね。徳川時代はまだ武勇で治まった時代だ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
終戦六年にして独立をかち得た国民は占領下に失われた国民としての自覚をとりもどし、
民主主義的な民族として再建に努力せんとの熱意に燃えておるのであります。しかるに、....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
の影響で、デモクラシーの思想が擡頭して来た時代である。 そこで、学生の立場から
民主主義、社会主義の研究を始めたのであるが、外部の社会主義運動、労働運動からの影....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を要する。 政戦両略を一人格に於て占めていない場合は統帥権の問題が起って来る。
民主主義国家に於てはもちろん統帥は常に政治の支配下にある。決して最善の方式ではな....