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氓
「氓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氓の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ったのだろ。『本草綱目』等に言える※虎《ちゅこ》、英語でウィヤーマン、※人また※
氓《ちゅぼう》、英語でウィヤータイガー、前者は虎人に化け後者は人虎に化けるのだ、....
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
した上で書いているのであろう。龍三や安江などの性格化、シチュエーションには、「蒼
氓」でこの作者の示した好みの再現が感じられる。石川氏の筆致は、動きがつよくあって....
「今日の読者の性格」より 著者:宮本百合子
ある。 四 たとえば、石川達三氏のような作家が、初めは「蒼
氓」をかいて文学的出発をしながら、その後は「蒼
氓」のうちにも内包されていた一種の....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
配し始めていた所謂意欲的な創作意図の一典型としてみられる性質の作品であった。「蒼
氓」をもって現れたこの作者は、その小説でまだ何人も試みなかった「生きている兵隊」....
「「結婚の生態」」より 著者:宮本百合子
の本質はその逆立の瞬間に振い落され吐き出されてしまっているのである。 初め「蒼
氓」を書いて認められたこの作家が「生きている兵隊」を経て「日蔭の村」を描きやがて....