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気扱
「気扱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
気扱の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒百合」より 著者:泉鏡花
てしばらくでも居られます所じゃあござりませぬが。」 言いも終らず、快活に、 「
気扱いがいる奴じゃねえ、汚え婦人よ。」 「おや!」と頓興にいった、婆の声の下にく....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
は、真綿のようなお町の手。 「親御様へお心遣い……あまつさえ外道のような老人へ御
気扱、前お見上げ申したより、玉を削って、お顔にやつれが見えます。のう……これは何....
「死者の書」より 著者:折口信夫
時々、こんな畏まったもの言いもまじえる。兵部大輔は、自身の語づかいにも、初中終、
気扱いをせねばならなかった。 氏上もな、身が執心で、兄公殿を太宰府へ追いまくって....
「青年」より 著者:森鴎外
るのであるが、今日大村が人を押し退けようともせず、人に道を譲りもせずに、群集を空
気扱いにして行くので、その背後に附いて、早く出た。 一等室に這入って見れば、二....