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気胸
「気胸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
気胸の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
である湯島坂下三ツ又稲荷の境内です。――もとより、あたりは真のやみ。しんちんと鬼
気胸に迫って、ぞおっとえり首までがあわだつばかり、そのぶきみな境内をものともしな....
「秋日記」より 著者:原民喜
よく効《き》くとおっしゃるの」そう云って黒い小粒の薬を彼に見せながら、「そのうち
気胸《ききょう》もしてみようかとおっしゃるの、でも、糖尿の方があるので……」と、....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
説 大塚久雄 日本評論社 懺悔道としての哲学 田辺元 岩波書店
気胸と成形 宮本忍 真善美社 (ゴム弾性....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
も外へ出ずに、じっと養生しているのでしたけれど、この病気は簡単にはなおらず、今も
気胸をつづけて入院しているのでした。 長い廊下をつきあたるとすぐその端の部屋が....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
い希望は、多賀ちゃんがあっちで信用のある医者に診てもらい、菌が出ないと判明したら
気胸でもやって、やがて国府津に半年位も暮せたらということです。多賀ちゃんならそち....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
しましても、もう当人に、それだけの寿命しか、ないんでございましょうねえ。ほんの、
気胸だけで丈夫になってらっしゃる方も沢山おありになりますのに……」 いつか車は....
「三国志」より 著者:吉川英治
視ルニ忍ビズ、ココニ告グ。幸イニ照覧ヲ垂レヨ。 読み下してゆくうちに、周瑜は恨
気胸にふさがり、手はわななき、顔色も壁土のようになってしまった。 「ううむっ……....