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氤
「氤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氤の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草枕」より 著者:夏目漱石
いては抜け出でんとし、果《は》ては魂と云う個体を、もぎどうに保《たも》ちかねて、
氤※《いんうん》たる瞑氛《めいふん》が散るともなしに四肢五体に纏綿《てんめん》し....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
酔いたる如くに興奮し、結ばれがちの精神も引き立ちて、互いに尊敬の念も起り、時には
氤※《いんうん》たる口気《こうき》に接して自《おの》ずから野鄙《やひ》の情も失《....
「自分と詩との関係」より 著者:高村光太郎
かない性来を有っていて、そのために学生時代から随分悩まされた。若し私が此の胸中の
氤※は爆発に到るに違いないのであり、従って、自分の彫刻がどのように毒されるか分ら....